レズビアンの宿敵とは

中学生のころ、同じクラスにとてもボーイッシュな女子がいました。彼女は、ショートカットで口調も、いまに「オレ」と言いそうな雰囲気で歩き方も非常に堂々としていて性格もサバサバしていたのです。中学生のころ、どうしても彼女と仲良くなりたいと思い、思い切って話しかけてみることにしました。想像通り彼女の性格はさばさばしていて非常に話しやすく、他の女子と話しているときはなんだかオトコの話か好きな芸能人かそれともファッションの話かといったくらいでどこにもひかれる話題がありませんでした。

ボーイッシュでいかにも男子生徒と話をしているかのように感じることができる彼女とは意気投合しました。後からきけばいつも私たちは二人で行動しているのでレズビアンだといううわさが流れていたそうです。肩を組んで歩いたり、ときには親密な会話をしていたり、ばかげたことをして大暴れしたりしている姿になってどこに行っても仲良くしていると、やはりそれはレズビアンなんじゃないかなと言っている人もいて仕方がありません。ところで、レズビアンというのは固く定義されているものでなくて、ボーダーラインを引かれているわけでもありません。そこには友情よりも濃く、そして恋愛感情程までには達していない女性同士のことを、レズビアンと呼ぶ人もいるでしょう。

街中で手をつないで歩いているだけで、レズ。お酒を飲んでテンションが上がってキスをすればレズ・・・もちろんとてもプラトニックで一昔前の純愛映画のような関係である女性同士のこともレズビアンと呼びます。かならずしもそこに性行為がかかわってくるわけではなくて、友情よりもアツイものを語る時にもレズビアンという言葉を用いるそうです中学生のころに味わったあの経験はいまだにレズビアンとしての感情だったのかどうかは定かではありません。なぜなら、相思相愛でもやはり、それ以上の関係なんてまさか求めたこともありませんでしたし、恋愛がどんなものなのかもわからない状態で、これがレズビアンだと確信することができる要素もやはりありませんでした。とにかく彼女と一緒にいる時間だけが何よりも楽しくて、もっと一緒にいたいという気持ちが強かったのも事実ですから、あの時の気持ちをレズビアンだといわれても仕方がないでしょう。

最低でも恋愛感情をもっと知ることで、新しいレズビアンの形が出てくるかもしれません。できることなら、男性を好きになることとは何も変わらないんだということを、異性愛者の人たちにも十分な理解を求めたいと思います。なぜなら、レズビアンという言葉には、同性愛者の用語の中でもとても深く、そしてさみしい模様が映し出されているからです。

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あの頃の真実【レズビアンファクター】